Review of P-02D Lumix レビュー：実写サンプル

January 11, 2013

　Wikipediaの説明を借用すると、「docomo with series LUMIX Phone P-02D（ドコモウィズシリーズルミックスフォンピーゼロにディー）は、パナソニックモバイルコミュニケーションズによって開発された、NTTドコモの第三世代携帯電話（FOMA）端末である。docomo with seriesのひとつ。OSはAndroid2.3を搭載している」そうです。2011年10月18日 - NTTドコモより発表で、2011年12月23日 - 全国一斉発売されましたので、丁度一年くらいたちました。偶々ある中古の電話を手にしましたので、さっそく撮影してみました。
　以下の実写サンプルはすべて手持ちで、照明条件の良いところで行いました。また、原画像の等倍切り出し以外、すべて横500画素にリサイズしました。
　結論から言いますと、4160X3120という13.2メガ画素の解像度・描写力は十分すぎるほど高いですが、ピント合わせは若干遅くで甘いです。画像全体は鮮鋭さに欠けまして、どうしてもシャープフィルタをかけたくなります。暗部の画素潰れは若干眼立ちます。青空にも、JPEG特有のブロックノイズが見られます。
　ただし、あくまでも画素単位で見るときの話をしていたから厳しい評価にはなっていますが、ある程度縮小してみる分には、全く問題がありません。色合いも文句なしというレベルです。
　設定には、ホワイトバランス指定、フラッシュ・オン／オフ、フォーカスモード（人物、AF、マクロ、景色連写など）、露出補正機能があります。しかも、ちゃんと保存されて、リセットされないのはうれしいです。マクロは被写体に接近すると自動的に切り替わるそうですが、最短撮影距離は5，6センチ程度です。
　光学ズームがないのは、残念ですけど、やはりサイズの制限でしょうね。
　GPSタグを付加してくれるのは大変うれしいことです。
　Androidアプリの「漫画カメラ」をダウンロードして撮影しました。iPod Touchよりはよほど味のある写真を撮れました。
　それでも、カメラのスペックとしては、今のiPhone５にはまず勝っていると思います。後は、活用できるソフトがほしいですが、いかんせんOSが古いので、対応してくれるソフトは気になります。なくても、PCに持っていけばいくらでも楽しむことはできますけど。
　これでは、少なくとも緊急時のバックアップカメラとしては使えます。旅行時人物を撮るときには若干シャッター速度は気になりますが、風景のスナップ写真には十分でしょう。