Review of RX-100 レビュー:解像度とダイナミックレンジ

 ゆりかもめに乗車中に撮影した一枚の写真を通して、RX-100解像度ダイナミックレンジを調べてみました。撮影条件は先頭車両に立っている状態の手持ちで、電車は走行中です。カメラを両手で持ち、片方は窓ガラスにすこし抑えたようにカメラをサポートしました。
 結論としては、2020万画素の解像度はやはり素晴らしいものです。建物や大橋の構造物はきちんと判別できるうえに、暗い個所にあるものについても、解像度はほとんど落ちていません。ダイナミックレンジは以下のような条件でも、暗い個所は割と綺麗に写ることできます。白飛びについてマイナスな評価をされる記事を見ましたが、この写真では明るい個所は少ないので、白飛びにつては評価できていません。
 別のレビューで、D800Eとの比較で分かるように、より大きいセンサーが搭載するカメラに比べると、同じ画素数でも、画質は当然負けています。しかし、上記の撮影条件においても、以下のような素晴らしい映像を撮れるのは、やはり感心・感動・歓喜で嬉しさ一杯です。
 同じ場所での比較は無理ですが、もし三脚を使って、もう少し絞って撮影したら、画質はもっと改善されるに違いありません。
ゆりかもめから見たレインボーブリッジ
F=5, S=1/250, ISO=100, 焦点距離=17.60mm(もっとも広角)
橋の方は照明条件がよく、手前は完全に陰になっている
ほぼ中央部を等倍きりだし
建物の窓はぎりぎり判別できると同時に、着陸態勢の飛行機もしっかりと捉えている
レインボーブリッジの構造部(陰にある)もしっかりと判別できる
右下のやや上部を等倍きりだし
もっとも暗い個所に駐車中のトラックと乗用車は綺麗に映ってある
右中央部を等倍きりだし
橋の柱部は二重に見えるところはある。揺れのせいだろうか
橋の上にある電柱は霞んでしまっている
さらに、新宿にある中古カメラ屋さんである「中古カメラ市場」の入り口を撮影したものを詳細に見てみます。
画像全体を横幅500画素にリサイズ
中央やや右部を等倍で切り出し
JPGにするとやや見づらくなったが、入り口の奥にある
「カメラ市場、10:00-20:00」は辛うじて分かる
ほぼ中央右を等倍で切り出し
全体画像を小さいサイズであまりわからないが、
各階の入居者一覧ははっきりと分かります
右下を等倍で切り出し
「止」という文字ははっきり見えるが、その右横にある小さい文字は読めそうで読めないくらい
下はCartierの展示ウインドウにある商品を撮影したものです。暗いため、縮小表示で全く分からない背景にある壁の生地の模様や、背景画の印刷ドットまでくっきりと写してあります!実に感動的です。
Cartierの窓に展示されている商品を撮影したもの
中央右近辺の椅子の足当たらを等倍で切り出し
壁にある生地の模様までくっきりと写してある!
上中よりやや左部(背景画と壁の境目辺り)を等倍切り出し
背景画の印刷ドットと壁生地の模様もくっきりと写してある!

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