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Showing posts from April, 2014

Photography Memo - The Depth 写真撮影メモ:奥行き

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 写真は 二次元 のものです。  実世界は 三次元の構造 によってどんなに美しく、迫力的に見えても、写真に収めると平面の二次元になります。  同時に、人間に「三次元」感じ取るのは、実は 中心投影 だからの結果です。  まず、 相対的なサイズ です。同じものであっても、遠くにあるものは小さく見えて、逆は大きい  次に、 影 。光によって、三次元的なものは各部分にできる影の形は濃淡は違う  さらに、 ボケ 具合。ある物体に注目する時に、それより後方のものはボケて見える  最後に、 消失点 。無限まで走るまっすぐの平行線にそって見ると、日本の斜めの線になり、最終的に一転に集まります。それは消失点です。  写真を平面的ではなく、三次元的に見せるには、カメラの視点と角度に気を付けて、上記の要素を強調するようにすれば、三次元情報による「奥行き」感を再現できます。  この 奥行き を強調するのは、写真の「 構図 」の技術の一つです。 ボケによって強調された距離感 陰によって強調された段々下がっていく地形 曲線と遠近にある車達 消失点、距離の違う人達 繰り返しの柱とその影は見事に奥行き感を強調してくれている 構造物や人工的な線分は人間の奥行き感を一番呼び起こすもの 遠方に続いていく細道は伸びて行く空間を暗示する

Tokyo Midtown Photography Gallery 東京ミッドタウン写真ギャラリー

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地下鉄大江戸線からの入り口 六本木交差点からの入り口 檜町公園から見るミッドタウンタワー 東側からみる「Park Residences」、ミッドタウンタワー、とミッドタウンイースト 基本情報 住所: 〒107-0052 東京都港区赤坂9-7-1 関連ポスト Sculpture Ishinki at Roppongi Midtown 東京ミッドタウンアートワーク意心帰 Midtown Christmas Sant Street ミッドタウン・サンタクロース・ストリート Minato-ku Hinoki-cho Park 東京港区立檜町公園

Review of Sony DSC-RX100 - Scenery and Resolution レビュー 風景と解像度

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 結論から言うと、照明さえしっかりしていれば、20メガ越えの解像度は大変魅力的であることです。  以下のような風景写真を撮影すると、びっくりするほどのディテール(細部)が記録され、景色の美しさを楽しむと同時に、景色の詳細を調べたり、観賞したりしたりする楽しみも山ほどあります。 猿江恩賜公園のしゃぶしゃぶ池から見る東京スカイツリー 公園にある時計の近辺を等倍きりだし 全体画像で分かりにくいが、中央から少し右上の方にある部分 東京スカイツリーの展望台近辺を等倍きりだし XnSketchのPhotocopyフィルターで処理したもの 同時計周辺の等倍きりだし 同東京タワースカイツリーの展望台周辺の等倍きりだし

Photography Memo - Space Compression with Zoom Lens ズームレンズによる圧縮効果

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  Wikipedia によると、「圧縮効果(あっしゅくこうか)とは、距離が離れているはずの複数の被写体が、距離を感じさせなくなる、という効果である。望遠レンズで撮影することでこの効果が大きくなる。」  実際RX100で、広角側と望遠側で同じシーンを撮影してみる以下のようになります。  焦点距離の倍率は約2.5倍ですが、背景にある東京スカイツリーと作品との相対的なサイズ(高さ)は約5倍くらい違うようになりました。当然、東京スカイツリーが作品までの距離感もぐんと近くなりました。 作品の端からすぐのところから、広角(10.40mm)で撮影したもの 作品の端から約10メートル離れたところで、望遠(25.32mm)で撮影したもの。 広角(35㎜フィルム換算で28㎜)撮影した和田倉橋 奥にある柱と手前のものの高さ比率は約7:1である 手前の柱はカメラまで近いので、中心投影による変形はより大きい 同カメラの3.7倍ズーム(35㎜フィルム換算で約100㎜)で撮影した和田倉橋 奥にある柱と手前のものの高さ比率は約3:1である 視角的には、こちらの方はバランスがより取れていると感じる