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Showing posts from February, 2013

Tokyo Tower with EOS-60D レビュー:東京タワーを撮る

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 正式名称は 日本電波塔 (にっぽんでんぱとう)である 東京タワー は、もうすぐ東京スカイツリーに置き換われることになります。その高さこそはスカイツリーに及ばないですが、その素朴で美しい姿は東京スカイツリーの比ではありません。今でも写真愛好家の絶好な被写体です。 隣のビルに映ってある東京タワー

Flowers with Canon EOS-60D レビューー花撮影

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 EOS-60Dは価格で見ると、Kissの上にランク付けられるかと思います。仕様的にはKissと大差はないようです。いずれキャノンの入門イチデジだと言っていいでしょう。  グリップや基本的なメニュー操作は対して不満はありませんが、一番気に入らないのは 電源ボタン です。左側にあるために、 片手で電源を入れられない ことと、左手で操作しても簡単にできない作りになっているからです。  次はピント合わせの位置指定は少し分かりにくいことです。   画質 に関しては、レンズキットでは、どうしても ピントが甘く て、アンシャープ・マスク・フィルタをかけないと、すっきりしないことは多いです。   フレミング を大事にする人には、ビューファインダの 95%の視野率 はやはり不満を感じるでしょう。三脚を使って時間をかけてじっくり考えても、トリミングなしで綺麗な構図を得るにはどうしてもその「余分な」5%を計算に入れなければいけません。その場合、上位機種のEOS 7Dを真剣に考えた方は得策です。逆にどうせトリミングするものだ割り切れば、1800万画素の余裕はありがたくなります。  それにしても、 価格.com ではダブルズームキットで最安値は7万2千円だというのはとても魅力的です。上記のことは工夫次第あるいは慣れさえすれば、大したもんだはありません。それで35mm換算で24mmから375mmまでカバーできるイチデジを入手できることになります。厳しい目で見ると当然より上位の機種ほど出来は良くありませんが、普通のコンデジやフォーサードの機種よりは比べられないほどの画質と操作性を楽しめることになります。特に5.3コマ/秒の高速連写、防塵・防滴構造、バリアングルクリアビュー液晶モニターなどは大変魅力的な機能です。  もう一つ特筆すべきなのはその コンパクトさ です。上位機種には大変魅力的な機能は満載ですが、サイズと重量なども「上位」になります。また、フルサイズのカメラですと、対応レンズも重量級になります。EOS-60Dのボディはプラスチックではありますが、その分 重量は断然軽い です。気軽に(本格的な)スナップショットを撮るには最適ですし、メインカメラのサブ機としても十分性能は高いです。  画素数は1800万画素より少ない方は画質的には断然よくなりますが、野鳥撮影時にはうまく使えば

Review of Sony Cybershot DSC-N1:レビュー-作品集

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 ソニーの サイバーショットDSC-N 1は830万画素しかないので大したことがないと思われがちですが、実はこれは大変優れたコンパクトカメラです。なぜかといいますと、撮像素子は1/1.8型CCDですから、一画素当たりの面積は実に大きいです。キャノンのG15やニコンのN7700、OlypmusのXZ-2はみんな1000万画素近くで、センサーは1/1.7型です。画素あたりの面積はDSC-N1のほうは大きいです。  ボディーはアルミでF値 F2.8~F5.4です。ISOは800までで、マクロは6cmまでしか寄れないですが、照明条件が良ければ、画質は素晴らしいです。 マクロで撮影したものから切り出し ヨドバシカメラ秋葉原店

Favorite Camera Reviews お気に入りのカメラレビュー

 ここであえてレビューの情報を取り上げるのは、本格的なカメラレビュー情報はなかなか見つかりにくいからです。例えば価格.comのようなサイトではカメラファンによるレビューは沢山あります。しかし、今一つまとまりが悪く、「本格的」なレビューもたまにしかありません。本気で自分の深いニーズ・要望に合うカメラを探す手ががりにはあまりなりません。ところで、特に海外にはなりますが、カメラを評価する専門家とそのための専門サイトは沢山あります。カメラの細かい性能評価、各条件における出来具合、他のカメラとの厳密な比較などの情報は実に綿密で詳細に紹介されています。カメラを真剣に調査・理解したい人にとっては情報の宝庫です。 個別のカメラについて ソニーDSC-RX100 [PY]フォトヨドバシ SONY DSC-RX実写レビュー (日本語)。賛否両論のカメラについて美しい実写写真を通して、その実力を最大限に評価できたと思います。確かにシャッターを切ってからの後処理の遅さや、近接撮影の制限、グリップのなさなどと不評な部分はあります。しかし、肝心な画質について正当に評価できているのはこの記事でしょう。 Sony Cyber-shot DSC-RX100 (英語)はimagine resourceによるレビューで、画質に関して特に類似製品との比較は詳しいです。因みに、比較対象はCanon S100/G1x,Nikon J1,Samsung NX200,Sony NEX-5Nです。特に各ISO設定やフィルタでの実写画像は分かりやすいです。 Sony RX100-The Rollei S35 Rides Again (英語)は実際写真を通して、高いISOやDOF(Depth of Field。被写界深度)を中心に操作性、メニューなどについて評価したものです。 Rollei S35 (ローライ S35)は1966年から1980年代まで携帯性のよいハイエンドカメラとして有名でした。ソニーのRX100はそれに代わるものだと高く評価しています。 Review: Sony Cyber-shot RX100 (英語)はGizmagにあるレビューの記事で、実写の体験とサンプル(あまり気合は入っていないが)を持ってRX100の良しあしを詳細に評価したものです。 カメラレビュー専門サイト

Tokyo Metropolitan Hibiya Public Hall with DSC-HX30V レビュー:日比谷公会堂-旅行記

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 朝の柔らかい光を浴びた日比谷公会堂はいつもより美しく、荘厳でした。80年以上立っても現代の建物に引けを感じさせません。いや、むしろ無機質な鉄筋コンクリートの箱モノよりずっと人間味と暖かさで輝いています。 【後記】   Wikipedia によると、日比谷公会堂の沿革は以下の通りだそうです。  東京市長でもあり、中立な市政のための調査機関の必要性を訴えていた後藤新平の主張に安田善次郎が共鳴、当時としては巨額の350万円の寄附を得て、「市政調査会(市政会館)」およびそれに併設する公会堂として計画された。  建物は指名設計競技で一等となった佐藤功一の設計になるもので、1929年に竣工した。現在も同建物(市政会館)内に財団法人・東京市政調査会がある。ちなみに開場式で、新聞を破いた音が参加者全員に聞こえたという。関東大震災の教訓から、地盤は 2000本を越す松材で固められ ている。  かつて、東京では事実上唯一のコンサートホールとしてプロフェッショナルのオーケストラの演奏会やリサイタルなども多く開かれたが、東京文化会館を皮切りにNHKホール、サントリーホール、東京芸術劇場、オーチャードホール、昭和女子大学人見記念講堂といったコンサート専用ホールやコンサートに使用可能な多目的ホールが整備されるに従い、コンサートホールとしての地位は低下して行く。講演会、イベントなど音楽会以外の利用が増え、クラシック音楽の演奏会はほとんど開催されなくなった。

Birding with D300 レビュー:野鳥撮影作品集

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 中古価格はすでに5万前後になっていますが、名機のD200の後継機種としての輝きはいまだに失われていません。暗いところではそのさらなる後継機種であるD300Sよりは劣っていますが、十分に証明されているところでは依然として素晴らしい画像を撮ることはできます。  ニコンの操作に慣れていれば、ほとんどのボタンやダイヤルは周到に考えられているように感じます。一番気に入っているのは意外と、電源ボタンです。たとえばキャノンのEOS60Dや、ソニーのアルファシリーズの一部は、電源が左手側にあり、且つ見ずに操作するのは結構難しいです。少ないチャンスを最大限に生かすには、素早く撮影モードに入れることです。そういう意味では、ニコンの一眼レフのボタンは一番使いやすいです。  他には、ISOや露出補正などもボタンとダイヤルの組み合わせで簡単にできるのも大変うれしいです。  鳥撮影には、割合安価であるシグマのAPO 120-400mm F4.5-5.6 DG OS HSMを使ってきました。ロクヨンなんか程の画質を得るのは到底無理ですが、さっぽしながら手持ちで手軽に野鳥の撮影ができるので、それほど不満はありません。しいて言えば、このレンズでの焦点距離合わせは時には遅い場合があり、飛翔中の野鳥を撮影するには間に合わないことがしばしばあります。