Tokyo Metropolitan Hibiya Public Hall with DSC-HX30V レビュー:日比谷公会堂-旅行記
朝の柔らかい光を浴びた日比谷公会堂はいつもより美しく、荘厳でした。80年以上立っても現代の建物に引けを感じさせません。いや、むしろ無機質な鉄筋コンクリートの箱モノよりずっと人間味と暖かさで輝いています。
【後記】
Wikipediaによると、日比谷公会堂の沿革は以下の通りだそうです。
【後記】
Wikipediaによると、日比谷公会堂の沿革は以下の通りだそうです。
東京市長でもあり、中立な市政のための調査機関の必要性を訴えていた後藤新平の主張に安田善次郎が共鳴、当時としては巨額の350万円の寄附を得て、「市政調査会(市政会館)」およびそれに併設する公会堂として計画された。
建物は指名設計競技で一等となった佐藤功一の設計になるもので、1929年に竣工した。現在も同建物(市政会館)内に財団法人・東京市政調査会がある。ちなみに開場式で、新聞を破いた音が参加者全員に聞こえたという。関東大震災の教訓から、地盤は2000本を越す松材で固められている。
かつて、東京では事実上唯一のコンサートホールとしてプロフェッショナルのオーケストラの演奏会やリサイタルなども多く開かれたが、東京文化会館を皮切りにNHKホール、サントリーホール、東京芸術劇場、オーチャードホール、昭和女子大学人見記念講堂といったコンサート専用ホールやコンサートに使用可能な多目的ホールが整備されるに従い、コンサートホールとしての地位は低下して行く。講演会、イベントなど音楽会以外の利用が増え、クラシック音楽の演奏会はほとんど開催されなくなった。