Review of the GPS of Sony DSC HX30V ソニーサイバーショット レビュー:GPS編
DSC HX30VにはGPS内蔵しているだけではなくて、それを使うロギング機能もあります。それを使わないわけはありません。早速試してみました。
まとめると、以下のことはとりあえず判明しました。
GPSの測位については、空の見通しのいいところで、コールドスタートでも、1,2分で測位できました。一旦測位できた後、次の測位時間は秒単位になります。もしロギングしているならば、もっと早いでしょう。一々は確認していませんが、それで撮影した画像には殆どGPS測位情報が入っていました。
GPSの精度については、最初ちゃんと測位できたのを確認して、ログ機能を開始しました。カメラを使わない時に、ウェストポーチに入れるようにしていました。それで、バスやタクシーに乗ったり、観光スポットを歩いたりしていたところで、大きなずれがなく、GPSログは取れていたようです。一番目立ったずれは、高速に走っているバスに乗っていた場合でした。でも、昔ソニー初代のGPSロガーなんて、バスに乗った途端に、窓に持って行って、アンテナを空に向けさせない限り、すぐ測位できなくなったことを考えると、上的です。
厳密な比較は、機会はあれば、他のGPSロガーと比較したいところです。まずはっきり言えるのは、精度以前にロギングの間隔は15秒というのは、人によって不満を感じるかもしれません。
参考に、韓国で観光中、ソウルから江華島までのログを載せておきます。
しつこいですが、NikonのD800Eでさえ、GPS内蔵していません。撮影した写真にGPS情報を直接つけるには、GPSユニットGP-1を購入し、10ピンターミナルまたはアクセサリーターミナルに付属のケーブルを接続する必要があります。高くて、収納しにくくて、脱装着面が倒くさいなどなど、欠点だらけです。位置情報はどうでもいい人なら、それで一向構いませんが、必要な方には何よりも苦痛なものです。
GPSロガー専門のデバイスも市販されて、自分も愛用してきたが、電源のことでいつも頭を悩まされます。いつバッテリが切れそうか、携帯用の充電器あるいは電池は忘れていないか等でいつも神経を使っています。15秒のGPSログでよければ、このDSC HX30V一台で(スナップ中心の)写真撮影と足跡記録はすべて賄えます!
下の画像は、同韓国旅行中、江華島の江華山城とその付近を歩きながら撮った写真を、GoogleのサービスであるPicasawebにアップロードし、地図上で見た結果です。どこでどの写真を撮ったかは一目瞭然です。偶々その日ロギング機能をオンにするのを忘れましたが、それでも、どこを歩いたかははっきり分かります。何と言う楽しいことです! (^-^)
さらに、同江華島の普門寺で撮影した写真をPicasaweb上でで衛星写真と重畳表示したのは下の画像です。分かりにくいが、木の多いところでも、目立ったずれはないことははっきり言えます。ソニーの付属ソフトを使わなくても、位置情報を簡単に活用できます。
さらに、福岡Yahoo!JAPANドーム(ヤフードーム)の前にある暖手の広場で撮影した写真位置と衛星画像の重畳表示は下の画像になります。左下にスケールがありますので、位置ずれは大体10メートルまでということも分かります。
[追記]
別の日で試した結果、市街地で高ビルのあるところでは、測位できるまで数分かかりました。数分中の最初は歩きながら測位させてみました。捕捉できた衛星は1,2個止まりで、時々変わっていました。仕方がないので、割合空を広く見えるところで暫く止まっていました。それで、やっと4個の衛星まで捕捉でき、測位が成功しました。
また、GPSロギングですが、ある日の夕方オンにしてからオフにするのを忘れて、次の日のお昼初めて気が付きました。その状態での電池の残量表示は104分のほぼ満杯でした。
韓国の雪嶽山で撮ったGPSログを見ると、木の中では誤差が大きい時はあります。下はコース全体のログですが、最大500m位飛んだ場合があります。
下は頂上付近の拡大画面です。木の高さと密度は段々低くなっていきます。それでも、最大100メートル位飛んでしまう場合はありました。ほかのメーカーのGPSロガーを持っていかなかったので、性能比較はできませんが、これはDSC HX30VのGPS受信機の限界であることだけは、はっきりと判明できました。
一番正確にGPSログを取りたい場合、やはり専用のGPSロガーを帽子の上にでも付けた方は、一番良い結果は得られるでしょう。
韓国での実験は続きますが、晋州の市外バスターミナルでぶらぶらした足跡は以下の通りです。低層(10階建て以下)建物しかない古い町では、誤差は大体10m以内に収まっています。
もうひとつテストしたのは、GPS記録をオンにしっぱなしすることです。最大24時間という仕様ですので、結果は仕様通り24時間が過ぎると、クリアされて、一から記録しなおしでした。開始してから24時間以上たつと、24時間になった時点で一旦クリアするのではなく、古いものをどんどん捨てていく方法にしてくれればもっと楽しいと思います。次のバージョンではぜひそうしてほしいです。
まとめると、以下のことはとりあえず判明しました。
- ロギングはそれほどバッテリを消耗しない
- GPSの測位はほどほど早い
- GPSの精度はほどほど良い
GPSの測位については、空の見通しのいいところで、コールドスタートでも、1,2分で測位できました。一旦測位できた後、次の測位時間は秒単位になります。もしロギングしているならば、もっと早いでしょう。一々は確認していませんが、それで撮影した画像には殆どGPS測位情報が入っていました。
GPSの精度については、最初ちゃんと測位できたのを確認して、ログ機能を開始しました。カメラを使わない時に、ウェストポーチに入れるようにしていました。それで、バスやタクシーに乗ったり、観光スポットを歩いたりしていたところで、大きなずれがなく、GPSログは取れていたようです。一番目立ったずれは、高速に走っているバスに乗っていた場合でした。でも、昔ソニー初代のGPSロガーなんて、バスに乗った途端に、窓に持って行って、アンテナを空に向けさせない限り、すぐ測位できなくなったことを考えると、上的です。
厳密な比較は、機会はあれば、他のGPSロガーと比較したいところです。まずはっきり言えるのは、精度以前にロギングの間隔は15秒というのは、人によって不満を感じるかもしれません。
参考に、韓国で観光中、ソウルから江華島までのログを載せておきます。
しつこいですが、NikonのD800Eでさえ、GPS内蔵していません。撮影した写真にGPS情報を直接つけるには、GPSユニットGP-1を購入し、10ピンターミナルまたはアクセサリーターミナルに付属のケーブルを接続する必要があります。高くて、収納しにくくて、脱装着面が倒くさいなどなど、欠点だらけです。位置情報はどうでもいい人なら、それで一向構いませんが、必要な方には何よりも苦痛なものです。
GPSロガー専門のデバイスも市販されて、自分も愛用してきたが、電源のことでいつも頭を悩まされます。いつバッテリが切れそうか、携帯用の充電器あるいは電池は忘れていないか等でいつも神経を使っています。15秒のGPSログでよければ、このDSC HX30V一台で(スナップ中心の)写真撮影と足跡記録はすべて賄えます!
下の画像は、同韓国旅行中、江華島の江華山城とその付近を歩きながら撮った写真を、GoogleのサービスであるPicasawebにアップロードし、地図上で見た結果です。どこでどの写真を撮ったかは一目瞭然です。偶々その日ロギング機能をオンにするのを忘れましたが、それでも、どこを歩いたかははっきり分かります。何と言う楽しいことです! (^-^)
さらに、同江華島の普門寺で撮影した写真をPicasaweb上でで衛星写真と重畳表示したのは下の画像です。分かりにくいが、木の多いところでも、目立ったずれはないことははっきり言えます。ソニーの付属ソフトを使わなくても、位置情報を簡単に活用できます。
さらに、福岡Yahoo!JAPANドーム(ヤフードーム)の前にある暖手の広場で撮影した写真位置と衛星画像の重畳表示は下の画像になります。左下にスケールがありますので、位置ずれは大体10メートルまでということも分かります。
[追記]
別の日で試した結果、市街地で高ビルのあるところでは、測位できるまで数分かかりました。数分中の最初は歩きながら測位させてみました。捕捉できた衛星は1,2個止まりで、時々変わっていました。仕方がないので、割合空を広く見えるところで暫く止まっていました。それで、やっと4個の衛星まで捕捉でき、測位が成功しました。
また、GPSロギングですが、ある日の夕方オンにしてからオフにするのを忘れて、次の日のお昼初めて気が付きました。その状態での電池の残量表示は104分のほぼ満杯でした。
韓国の雪嶽山で撮ったGPSログを見ると、木の中では誤差が大きい時はあります。下はコース全体のログですが、最大500m位飛んだ場合があります。
雪嶽山の大青峰(五色コース)登頂のログ |
雪嶽山の大青峰(五色コース)登頂のログ。頂上付近拡大 |
韓国での実験は続きますが、晋州の市外バスターミナルでぶらぶらした足跡は以下の通りです。低層(10階建て以下)建物しかない古い町では、誤差は大体10m以内に収まっています。
もうひとつテストしたのは、GPS記録をオンにしっぱなしすることです。最大24時間という仕様ですので、結果は仕様通り24時間が過ぎると、クリアされて、一から記録しなおしでした。開始してから24時間以上たつと、24時間になった時点で一旦クリアするのではなく、古いものをどんどん捨てていく方法にしてくれればもっと楽しいと思います。次のバージョンではぜひそうしてほしいです。
因みに、GPS記録を付けっ放しにする場合、2,3日経っても、バッテリは切れませんでした。
以下はLightroom ver4.0でDSC HX30Vで撮影した写真を管理すときの画面です。マップ機能を使うと、PicasawebやGoogle+などと同じように、地図上に写真の位置が表示されます。また、マウスカーソルをその写真アイコンに移動すると、その写真のサムネールが表示されます。
最後ですが、2012年現在GPS内蔵のデジカメは本機種を含め以下のものがあるようです[2]。レビューの詳細は参考リンクの2番をご参照ください。
(2014年1月6日追加)
因みに、一眼レフの方では、ソニーのα65やα77(厳密にいうと、一眼レフではなくトランスルーセントミラーを使った一眼)にもGPS機能があるのは、有難いです。中古では手ごろな値段になっているので、使ってみる価値はあるでしょう。
価格.comによると、GPS機能付きのデジタルカメラ(コンデジ)は以下の通り物があるそうです。
参考リンク
[1] 暖手の広場。ヤフードーム3Fデッキの7~8番ゲート付近に設置されている「暖手の広場」のご紹介です。
[2] 「GPSデジカメ」を試す(2012年版)
[3] 撮影場所が分かる!GPSデジカメ特集 - 価格比較サイトconeco.net
以下はLightroom ver4.0でDSC HX30Vで撮影した写真を管理すときの画面です。マップ機能を使うと、PicasawebやGoogle+などと同じように、地図上に写真の位置が表示されます。また、マウスカーソルをその写真アイコンに移動すると、その写真のサムネールが表示されます。
Lightroomのマップ画面。GPSタグで地図上に写真の位置が表示される |
カーソルを写真のアイコンに移動すると、その写真のサムネールが表示される |
- オリンパスTough TG-1
- カシオEXILIM EX-H20G
- キヤノンPowerShot S100
- ソニーサイバーショットDSC-HX30V
- ニコンCOOLPIX AW100
- パナソニックLUMIX DMC-TZ30
- パナソニックLumix DMC-ZS30 (20Xズーム!Wifi機能!)
- 富士フイルムFinePix F770EXR
- ペンタックスOptio WG-2 GPS
(2014年1月6日追加)
因みに、一眼レフの方では、ソニーのα65やα77(厳密にいうと、一眼レフではなくトランスルーセントミラーを使った一眼)にもGPS機能があるのは、有難いです。中古では手ごろな値段になっているので、使ってみる価値はあるでしょう。
価格.comによると、GPS機能付きのデジタルカメラ(コンデジ)は以下の通り物があるそうです。
- ニコン COOLPIX P330
- ニコン COOLPIX AW110
- ニコン COOLPIX P520
- ニコン COOLPIX S9500
- ニコン COOLPIX S800c
- ニコン COOLPIX P510
- ニコン COOLPIX S9300
- ニコン COOLPIX AW100
- SONY サイバーショット DSC-HX50V
- SONY サイバーショット DSC-HX10V
- SONY サイバーショット DSC-HX30V
- SONY サイバーショット DSC-HX9V
- SONY サイバーショット DSC-HX7V
- SONY サイバーショット DSC-TX100V
- パナソニック LUMIX DMC-TZ60
- パナソニック LUMIX DMC-FT5
- パナソニック LUMIX DMC-TZ40
- パナソニック LUMIX DMC-FT4
- パナソニック LUMIX DMC-TZ30
- オリンパス OLYMPUS STYLUS TG-2 Tough
- オリンパス OLYMPUS STYLUS TG-830 Tough
- CANON PowerShot SX280 HS
- CANON PowerShot D20
- CANON PowerShot S100
- CANON PowerShot SX230 HS
- オリンパス TG-1
- オリンパス OLYMPUS SH-25MR
- ペンタックス PENTAX WG-3 GPS
- ペンタックス Optio WG-2 GPS
- ペンタックス Optio WG-1 GPS
- 富士フイルム FinePix F770EXR
- 富士フイルム FinePix F600EXR
- リコー RICOH WG-4 GPS
- ライカ V-LUX 30
- カシオ EXILIM Hi-ZOOM EX-H20G
参考リンク
[1] 暖手の広場。ヤフードーム3Fデッキの7~8番ゲート付近に設置されている「暖手の広場」のご紹介です。
[2] 「GPSデジカメ」を試す(2012年版)
[3] 撮影場所が分かる!GPSデジカメ特集 - 価格比較サイトconeco.net