Nikon COOLPIX-S9500 vs Sony DSC-HX30V 製品比較

 すべて自動モードで、手持ちで撮影したものです。等倍切り出しとトリミングを除き、500画素にリサイズしたもの。
 両方ともWiFiGPS(ロガー機能あり)、20倍位の超望遠という機能を持つという意味では、ほぼ同等です。サイズはNikon Coolpix S9500のほうは若干コンパクトです。
 Nikon Coolpix-S9500に関して一番不満を感じるのはのマクロ機能です。DSC-HX30Vは全自動に対して、Coolpix-S9500はメニューでマクロモードを「On」にする必要がある上に、ズームのレバー操作で2回位軽く引かないと、1cmまで寄せられません。最初は製品の初期不良かと思いましたが、操作マニュアルをよく読むと、レバー操作をする必要があることを判明しました。
 超望遠に関しては、Coolpix-S9500の550mm相当は焦点距離は少し(1割)長い上に、画質も若干優れる(画素の潰れ)感触です。但し、手振れ防止の設定を「ハイブリッド」にすると、フレームはシャッターを切る前より大きくずれて、全然使えませんでした。また、逆光の鳥を撮影するときには、ピント合いにくいときも多かった。手持ちの満月ショットは、HX30Vよりボケてしまっています。
 はCoolpix-S9500は赤みが強いです。
 グリップはやはりDSC-HX30Vはもっとしっかりします。
 画像再生は専用のボタンはあるが、電源ボタンを押さないと使えないのは大変不便です。再生ボタンを長押ししても画像ビューアが起動されますが、電源ボタンを押すと同じように、レンズも出てしまいます。それで一々撮影モードに入って、レンズが出された状態で画像を再生するのは、バッテリおよび部品の消耗が激しい上に、邪魔でしようがありません。
 撮影モードには自動なものばかりで、DSC-HX30Vのように、マニュアルモードがないのは物足りません。いい例としては満月ショットです。S9500では、露出補正を最大限(-2)に下げてやっと赤っぽいショットを撮れました。露出補正をしないと、ただの白い円盤しか撮れませんでした。
 フォーカス・モードはDSC-HX30Vのように、オートフォーカスに、「お好みの位置を選んで自動ピント合わせします」という機能はないようです。
 起動時間はCoolpix-S9500が若干遅いです。電源ボタンもより押しにくいです。
 高速連写は仕様上ではDSC-HX30Vの方1秒10枚が上ですが、COOLPIX-S9500の先撮り撮影高速連写 120fps(約1/120秒以上で50コマ連続撮影)、やマルチ連写(16コマ連続撮影)なども魅力的です。
 電池の充電は本体でできるところもDSC-HX30Vと同じですが、残念なことにケーブルは独自なもので、今流行りのマイクロUSBではありません。オーディオとの兼用であることは分かりますが、何とか標準のUSBにして頂きたいところです。
  GPSロガー機能は「GPS設定」-「位置情報記録機能」を「On」にすると、電池の消耗は激しいようです。その状態で一晩置いて見ました。次の日電源を入れてみると、電池切れの表示がありました!DSC-HX30Vに完敗です。
NIKON COOLPIX-S9500
Sony DSC-HX30V
原色の花
原色の花
550mm相当
500mm相当
下約1/4の中央部を等倍切り出し
下約1/4の中央部を等倍切り出し
550mm相当(トリミングあり)
500mm相当(トリミングあり)
川口湖から見る富士山頂。550mm相当
川口湖から見る富士山頂。500mm相当
恒例の満月ショット。550mm相当
手持ち、夜景モード、露出補正-2
但し、石垣をサポートとした
恒例の満月ショット。500㎜相当
手持ち、Mモード、F5.6
但し、石垣をサポートとした

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