Google Mapをモザイクで楽しむ

 写真の楽しみ方はいろいろあります。素晴らしい原作を楽しむのは勿論基本ですが、それをさらに「アート」作品に加工するのはもう一つです。
 芸術家のAnthropoceneはGoogle Mapにある衛星写真を万華鏡風にアレンジしたものはその一つの例です(GIZMODO記事を参照)。
 その作品の個展会場のCopper House Galleryでは、以下のように説明しています。
Anthropoceneは、世界の資本主義の中枢をなす複雑な構造を反映しています。資本主義は、石油や貴金属、消費者文化といった産業関連の場所の風景を変化させています。衛星写真という一見ありふれた情報が絨毯の織り目のように結びつくことで、より大きなものを見せてくれます。写真に表現された経済的現実が、古代ペルシア文明に起源を持つ文様によってさらに複雑な問いを発しています。
この作品ではペルシャ絨毯職人の使う文様やモチーフを使い、特にアフガンの職人が絨毯にその体験を織り込むことで戦争で荒れた土地をより鮮明に記録する手法にならっています。この新と旧、事実と虚構、見えるものと見えないものの衝突により、世界秩序を作品に映し出したいと考えています。

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