Wikipediaによると、「
画角(がかく、英: 
Angle of view)は、カメラで撮影される写真に写される光景の
範囲を角度で表したものである。視野角とも。また、同時に一般的な視覚の用語である視野(field of view)と区別なく使われることもある。」
 写真に写ってある景色の範囲が広ければ、画角も広く、逆に狭いことになります。
 山奥にある滝や、都会の人工物密集地にある建築物などを撮影するにはどうしても画角の広いレンズが必要になります。
 レンズの焦点距離が短ければ、
画角が広いです。
 レンズの焦点距離が短いほど、ピントの合う範囲(
深さ)も広いです。
 レンズの焦点距離が短いほど、
手振れの影響も少ないです。つまり、より遅いシャッター速度で手振れによるボケがなく撮影できます。
 レンズの焦点距離が短いほど、
歪み(大体樽型)もひどくなります。
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| RX100の広角(28mm相当) | 
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同場所で15mm相当の画角 
(D300+SIGMA 10-20mm F3.5 EXDC HSM、10mm使用) | 
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同場所で10mm相当の画角。対角線画角:180°! 
(NEX5+E16mm F2.8+フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1) | 
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| RX100の広角(28mm相当) | 
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同場所で10mm相当の画角。対角線画角:180°! 
(NEX5+E16mm F2.8+フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1) | 
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同場所で10mm相当の画角。対角線画角:180°! 
(NEX5+E16mm F2.8+フィッシュアイコンバーター VCL-ECF1) | 
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NEX5+E16mm F2.8 (画角24㎜相当) 
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ご参考に、ソニーの商品ページからVCL-ECF1商品の特徴を以下に引用します。
商品の特長
- E16mm F2.8に装着するだけで、10mm F2.8の対角線魚眼レンズと同等の写真を撮影可能
 
- 対角線画角:180°(装着時)
 
- 35mm判換算焦点距離:15mm(装着時)
 
- 倍率:0.62倍(装着時)
 
- レンズ構成:4群4枚
 
- E16mm F2.8と一体感のある高品位なデザイン
 
- バヨネット構造による簡単装着
 
因みに、以下はズームによる圧縮効果の例です。
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25mm相当広角 
中心投影の変形により、つり革の距離は「見た目」以上に均等ではない | 
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約100㎜相当のズーム 
つり革の距離は「見た目」よりも少し小さくなり、全体はギュッと詰まってくる | 
Wikipediaによると、
圧縮効果(あっしゅくこうか)とは、被写体群において離れている被写体間の距離感が少なくなる、という効果である。撮影者(観察者)が被写体群から距離(撮影距離)を取ることで効果が強くなる。
 実は、撮像センサーサイズの小さいものについて、焦点距離を言うときに、「
相当」というのは、この「
画角」で換算していうものです。
 上記の「圧縮効果」を示すための、広角の方の写真は、DMC-FX60で撮影したもので、焦点距離は4.5mmです。センサーサイズは1/2.33型(6.4mmX4.3mm)で、広角側の焦点距離は4.5です。一方、「フルサイズ」センサーのサイズは36mm×24mmです。(36/6.4)X4.5=25.3ですので、「35㎜判相当」、つまり「フルサイズ相当」は約25mmになるわけです。
 同じ被写体を正面から撮ってみても、この圧縮効果をよく分かります。左の写真は、一番先頭のつり革のほぼ真ん前で撮影したもので、右側のものは約1m下がって撮影したものです。撮影距離の違いと、撮影したつり革間の間隔は全然違うわけです。
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25mm相当 
中央屋や左にある缶コーヒーの広告は小さい |  
 
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118㎜相当 
同広告は大きくて、画面からはみでそう |  
 
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参考リンク
デジタル一眼で魚露目にトライ:有限会社フィットの
Gyorome 8号(魚露目8号)をデジタル一眼で撮影する事例
オリンパスTG-3に「魚露目8号」を装着