ニコンのV1は、たとえばカメラのキタムラでは、美品の中古品でボディのみは17,980(2015年3月日現在)という、かなり手頃の機種です。
 ニコンのオフィシャルホームページによると、
ファインダー撮影が楽しめるモデルです。ボディーの外装素材に高級感のあるマグネシウム合金を採用。ブラックとホワイトの2つのカラーが、上質なデザインをさらに際立たせます。
手にしてみると、まさに高級感たっぷりの仕上がりです。
 寸法は約113×76×43.5mm(突起部を含まず)ですので、ソニーのDSC RX100の101.6 x 58.1 x 35.9より一回り、二回り大きいことは分かります。
 重量も、バッテリ込の約383gと約240gと143gの差もあります。
 有効画素数は、10.1メガピクセルであるに対して、RX100は約約20.2メガピクセルです。
 細かい機能は別としても、まず大きな不満は立ち上がりの遅さでしょう。
 一番活躍できそうなのは、高速連続撮影でしょう。
 使い勝手はあまり期待でないが、FT1というマウントアダプターを使えば、手持ちのニコンマウントのレンズを利用できるのもあります。少なく元Nikkorレンズはほぼ問題なく認識され、AFなど使えるのも沢山あります。
 まずダブルレンズキッドの
Nikon 1NIKKOR 30-100 1:3.5-5.6 VRで撮影した写真例です。ズームリングは程よいテンションがあり、焦点距離の調整には違和感はあまりありません。広角側の30㎜(35㎜フィルム換算81mm)、望遠の方は110㎜(35㎜フィルム換算で270mm)も使いやすい物です。鳥の撮影には厳しいものですが、風景写真撮影においては、対応できない場面はほぼないでしょう。
 レンズは全部手ぶれ補正機能(VR)付きというのもありがたいです。
 マウントアダプターFT1で撮影した作品例については以下の記事をご参照ください。
 
Nikon V1 Mount Adapter FT1マウントアダプターで使用できるレンズ
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| 焦点距離30mm IS0200 F5.6 1/500 | 
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焦点距離110mm IS0100 F4.5 1/320 
店の看板にズームイン | 
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| 焦点距離30mm IS0100 F5.6 1/500 | 
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焦点距離110mm IS0200 F5.6 1/500 
同じ場所から右上の赤いロゴにズームイン | 
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| 焦点距離30mm IS0250 F8.0 1/100 | 
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焦点距離110mm IS0220 F5.6 1/100 
同じ場所から中央部やや左にズームイン | 
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| 焦点距離30mm IS0100 F4.0 1/250 | 
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焦点距離110mm IS0200 F5.6 1/250 
同じ場所から処女の彫像にズームイン | 
次に、
Nikkon 1NIKKOR 10-30mm 1:3.5-5.6 VRで撮影した写真例です。広角の10mm(35mmフィルム換算で27㎜)と望遠側の30㎜(35mmフィルム換算で81㎜)は、標準といわれる50㎜相当を挟んだ広角とやや望遠の範囲をカバーしてくれるのは嬉しいです。
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| 焦点距離30mm ISO250 F8.0 1/60 | 
 
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| 焦点距離10mm ISO200 F7.1 1/125。現像時露出調整(-1.67)あり | 
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| 焦点距離10mm ISO100 F9 1/320 | 
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焦点距離10mm ISO200 F9 1/60 
奥行きの深いシーンですが、F9ではほぼパンフォーカスのでき | 
 
参考リンク
Nikon 1 V1 FT1 使用レポート:様々な望遠レンズと組み合わせた撮影例をみられる