GIMP Memo - Path 学習メモ:ギムプのパス

 GIMPのパスは編集対象の選択範囲を作成したり、図形を描画したりするに必須うなものです。

 以下の画像ペアは、写真にある女性の部分だけを抜き出して、色を残し、ほかの部分をグレースケール化した例です。

 パスツールでは、パスを個別に書いたり、二つのパスを結合したり、あるいは一つのパーツを切断したりすることできます。また一つのパスを丸ごと移動することもできます。

 また、GIMPのオリジナルファイルフォーマットのXCFで保存する限り、パス情報も一緒に保存されます。

 パスツールはベジエ曲線と呼ばれる複合した選択をつくるのに使用でき、 なげなわツールにいくぶん似てはいますがこちらはベクトル式曲線を作成・操作する能力のすべてがあります[1]。

  ベジエ曲線のコントロールポイントをうまく設定・調整すれば、複雑な輪郭を持つ対象でも、効率よく、精度よくそれをくくる輪郭線のパスを作れます。

 以下は、そのコントロールポイント(Control Point)の定石だそうです[T1]。
  • A control point must always be placed at a corner.
  • A straight-edge region can only be created by placing a control point at each end of the edge.
  • An inflection point on a curve can be created between a pair of control points, . It can also be created with a single control point if this is placed exactly at the point of inflection.

  簡単に訳せば、

  • コントロールポイントは必ず角に置くべき
  • 直線部分はその両端にコントロールポイントを置くしかない
  • 曲線上にある反曲・変曲点をつくりには、その両端のコントロールポイントの間でコントロールポイントを追加することでできる

Before
After
選択したパスを選択して、「選択」-「パスを選択範囲に」で、パスを選択範囲に変換すること子ができます。さらに、「選択」-「境界をぼかす」で、「線をぼかす量」をしてすれば、切り出し時の輪郭はより自然になります。
境界をぼかすオプションで同女性を切り出したもの
線をぼかす量を65画素に設定した


ちょっと仏像的な合成になっちゃったが、
上記のパスで切り出したものをほかの写真に簡単にコピー・移動・合成できる
せっかく作ったパスは「チャンネルマスク」として保存できます。「選択」-「チャンネルに保存」で行います。

 チャンネルマスクは深さ8ビットしかない特殊なグレースケールのレイヤで、選択の編集と保存に利用されます。

 因みに、Android上で動くGIMPもあります!それは、「GIMP Inkscape」というアプリです。但し、キーボードとマウスを使わないと、基本的に使えません。


参考リンク

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