Review of RICOH Caplio R6 リコーカメラレビュー

 某中古屋でジャンク扱いの1980円(税抜)で購入しました。

 さすがにリコーファンが多いから、ジャンク扱いでも強気の価格設定です。

 使ってみてまず気になるのは、口コミでよく言われる起動時とAFの「騒音」問題です。確かに大きいです!とても学校や幼稚園・保育園などの室内行事で使う気にはなりません。最初に聞いた時には、さすがジャンクだから壊れ気味で、仕様がないかと思ったくらいです。でもカメラ自体の程度は大変良さそうなので、とても酷使されたからこうなったとも思えません。

 撮像素子は1/2.5型原色CCDですので、今となって珍しい存在です。

 有効画素数は741万画素(最大3072X2304画素)で、今のほとんどの高機能スマホよりも少ないが、小さい撮像センサーに無難な仕様でしょう。大きいプリントさえしなければ十分な内容でもあります。

 レンズの明るさは広角側はF3.3で、望遠側はF5.2ですので、決して明るくありません。明るいところ専用にした方は賢明でしょう。

 強みの一つは小さいボディで7.1倍光学ズームを楽しめることでしょう。ズームについても、確かに口コミの通り動きが敏感すぎるところはあります。

 もう一つの強みは1cmマクロでしょう。1cmまで寄れると見たことのない世界を楽しめるようになります。これは、コンデジの醍醐味の一つです。

 特に注目したいのは、「ズームマクロ」でも被写体に1cmまで接近できることです!

 画質は、確かによく言われる「リアルな色の表現」です。これだけ広範囲のズームですので、単焦点レンズのようなシャープさは期待できません。

 ちょっと気になったのは、電源を入れてから最初の一枚を撮ってからなぜか画面がしばらく真っ黒になったりします。それも、最初は「しまった、本当のジャンクに当たった!」とビビったくらいです。

 何よりうれしいのは、保存メディアはSDカードでSDHCの16Gバイトまでサポートすることです!

 撮影モードは一つしかないが、ISOやフォーカスモードなどを2つのカスタムモードにセットできます。これで、割り切って、絵作りだけに専念できるかもしれません。

 面白いのは、マニュアルフォーカスできることです、特にマクロ撮影には有難い機能です。

 バッテリーはDB-70で、チャージャーはBJ-87です。CIPA規格でいうと、撮影可能枚数は約310枚で、そこそこ持つ方です。

広角側。焦点距離4.6mm(28㎜相当)、シャッター速度1/1230s、ISO100、絞り:5
望遠側。焦点距離33mm(200mm相当)、シャッター速度1/440s、ISO100、絞り:9.40
広角その二
同じ場所で200㎜相当
さらに200㎜相当もう一枚
広角。28㎜相当
手前のビルに200㎜相当でズームイン
10階以上から下の公園を撮影
ピクニックを楽しむ人達にズームイン
1cmマクロ
夜のストリートショット
以下はビデオカメラ用の2Xコンバージョンレンズを使った実験です。撮影はすべてこのレンズを直接にカメラのレンズの先端部に手で直接当てるように行いました。

VIDEO TELEPHOTO 2.0X HI-RESOLUTION LENS
300円でジャンク屋で購入した
写真だけで判断すると、
46mm. 54mm. 2x. Teleconversor frontal Vitacon Video Hi-Resolution
という製品のように見える(sitiodocanoamarelo.com
そのページはスペイン語か英語ではない言語のようだが、まだ販売されている
製品のタイトルを見ると、46㎜はおそらく後ろの直径



広角。28㎜相当
望遠。200㎜相当
2Xコンバージョンレンズ
隅から隅まで綺麗に写っている
200㎜相当その二
2Xコンバージョンレンズ
200㎜で、隣のビルにズームイン
2Xコンバージョンレンズ
以下は、月の出の時に撮影したものです。
ああ
広角で全体を撮影
200㎜相当のズームで月に接近!
さらに同2X望遠コンバージョンレンズを手で押さえ付けて撮影
露出補正を最大限の-2に設定
少し移動して角度を変えたショット
これ以上暗くなると、もはや露出補正の限界を超えて、
月はほぼ真っ白の円盤になってしまう
因みに、コンバージョンレンズのメーカには、Raynoがあります。広角から望遠のコンバージョンレンズを多数製造・販売しています。但し、難しいのは、対応できるフィルターのサイズは限られることです。直接使えるかどうかは付属品のアダプターリングのサイズによります。
 手元のカメラやビデオカメラのフィルターサイズに合うものがなければ、手作りしか選択肢はありません。
 あるいは上記のように、手で直接レンズ先頭にあててみるという無謀な挑戦もできます。
 RICOHのGRやSIGMAのDP1mのフィルターサイズは同じく49㎜ですが、残念ながらRaynoのすべて製品は直接対応できません。
 ほかのコンバージョンレンズのメーカーは、Qlixトダ精光INONなどです。
 もちろん、個々のカメラメーカーもコンバージョンレンズを作っています。たとえば、PanasonicからLUMIX用のコンバージョンレンズがあります。リコーからもコンバージョンレンズ多数発売されています。富士フィルムからも、TCL-X100(望遠)、WCL-X100(広角)があります。

 次は色表現の確認です。

タカシマヤタイムズスクエア
高島屋新宿店趣味雑貨部ディズニーストア入り口の壁絵を撮影
確かにあまり顕著な色の強調がなく、ほぼ忠実に元を再現した印象

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