Review of CASIO EXILIM PRO EX-P700 カシオ・コンパクト・デジタル・カメラ・レビュー
ジャンク屋で3000円で購入しました。本体とバッテリのみで、本体にはわずかな擦り傷があるくらいで、かなり綺麗な方でした。
同シリーズのEX-P600の後継機種で、カシオのフラグシップコンデジでした。海外では700ドル前後で販売されていました。
カシオ社のオフィシャルHPによると、本製品の特徴は以下の通りです。
自分に最大な魅力はCANONレンズ使用で、「非球面レンズを含む7群8枚、F2.8(W)~F4.0(T)、f=7.1(W)~28.4(T)mm(35mm換算;約33.0~132.0mm)、レンズバリア付き」という大変明るいものです。
電源はリチウムイオン充電池NP-40です。因みに、カシオのバッテリはNP-20から60まであります。
実際テストショットを撮ってみると、やはり期待した通り開放のF2.8から画質は良好です。望遠側のF4も素晴らしいです。
液晶ディスプレーの評判は最悪ですが、光学式ビューファインダーは好評です。
外部フラッシュシンクロ端子がついているのはコンデジとしては極めて珍しいです。
コンバージョンレンズアダプターはLU-60Aです。
ファームウエアのバージョンアップはなかったようです。
撮影時に一番気を付けたいのは、おそらく「手振れ防止機能がない」ことでしょう。手振れ防止付きのカメラに慣れていると、数分の1以下の速度で普通に綺麗に撮れると勘違い、がっかりしたショットを連発しかねません。
次はズームのテストです。
次は、マクロによる食べログ撮影です。
以下はボケを試したテストショットです。
DPREVIEWが本製品を含む以下の7メガ画素コンデジを比較しました。
「Photographic tests differences」という項目においては、それぞれ以下の評価になっています。EX-P700の解像度(Resolution)は普通(Average)となっています。「良い」とされる項目はISOノイズとオートWBで、口径食(Vignetting)だけは「非常に良い」(Very Good)です。全般的に評価の高いのはPentax Optio 750Z、Canon PowerShot G6、Olympus C-7000 Zoomの順です。
同DPREVIEWの「Primary specification / feature differences」という基本仕様の比較を見ると、上記の5機種はキャノンとソニー以外は皆軽量級の260g前後です。前者は440g前後です。レンズもみんな望遠でも明るい方ではあります。G6は一番明るくて、広角はF2であり、望遠でもF3です。ほかの機種は広角がF2.8で、広角はEX-700とソニーはF4で、ほかの機種はF4.8とF4.6です。しかし、解像度の評価では、望遠側が開放値F4.8のOlympusもソニーとともに「Good」とされています。一番明るいCanon Powershot G6は「Average」の普通となっています。しかし、「Photographic Tests」をよく見ると、どうやら解像度の悪評は問題視されているノイズリダクションのせいのようです。つかりISOを上げれば上げるほど、ノイズリダクションが効きすぎるようになり、シャープさがどんどん失われていきます。
デジスコならば、コーワの以下の製品はおすすめのようです(参考リンク[4])。
記録メディアがSDであるだけでもありがたいが、SDHC非対応は極めて残念です。
参考リンク[5]によると、なんと本機種では、仕様書にないRAWモードに設定できるそうです!具体的な方法は以下の通りです。
参考リンク
[1] カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト | 製品情報 | EX-P700(カシオオフィシャルホームページ)
[2] Casio EXILIM Pro EX-P700 Review: Digital Photography Review (DPREVIEW)
[3] EXILIM Pro EX-P700 - EXILIM - Digital cameras CASIO EXILIM:英語版の専用サイト
[4] 第 2回 casio exilim pro EX-P700 - コーワ デジスコ ワールド コーワのデジスコとの相性のレビュー。
[5] CASIO EXILIM Pro EX-P700:EX-P700の裏メニューを紹介!
同シリーズのEX-P600の後継機種で、カシオのフラグシップコンデジでした。海外では700ドル前後で販売されていました。
カシオ社のオフィシャルHPによると、本製品の特徴は以下の通りです。
- 720万画素の高画質、EXILIMエンジンをはじめとするすぐれた基本性能
- 究極の高速性能
- 大切な瞬間をイメージ通りの一枚に残せるブラケティング機能
- 撮影意欲を刺激する新開発”Ex Finder"
- 高画質を支える様々なファンクション
- 質感&操作性を極めたボディ
- システム構成(リモコン、AVケーブル、コンバージョンレンズなど)
自分に最大な魅力はCANONレンズ使用で、「非球面レンズを含む7群8枚、F2.8(W)~F4.0(T)、f=7.1(W)~28.4(T)mm(35mm換算;約33.0~132.0mm)、レンズバリア付き」という大変明るいものです。
電源はリチウムイオン充電池NP-40です。因みに、カシオのバッテリはNP-20から60まであります。
実際テストショットを撮ってみると、やはり期待した通り開放のF2.8から画質は良好です。望遠側のF4も素晴らしいです。
液晶ディスプレーの評判は最悪ですが、光学式ビューファインダーは好評です。
外部フラッシュシンクロ端子がついているのはコンデジとしては極めて珍しいです。
コンバージョンレンズアダプターはLU-60Aです。
ファームウエアのバージョンアップはなかったようです。
撮影時に一番気を付けたいのは、おそらく「手振れ防止機能がない」ことでしょう。手振れ防止付きのカメラに慣れていると、数分の1以下の速度で普通に綺麗に撮れると勘違い、がっかりしたショットを連発しかねません。
次はズームのテストです。
広角。33㎜相当 |
4Xズーム。132㎜相当 |
同4Xズーム |
違う個所を4Xズーム |
広角 |
中心より下の方に4倍ズーム |
広角 |
中心やや上にある広告に4倍ズーム |
次は、マクロによる食べログ撮影です。
マックのチキンナゲット |
マックのソーセージエッグマフィン |
次は、ストリートスナップです。
以下はボケを試したテストショットです。
クリスマスライトアップ。広角(33㎜相当) 遠方のLEDは割と綺麗な円形ボケになっている ISO160 F2.8 S1/60秒 露出補正-2/3 |
4倍ズームのボケを確認。被写体のせいで綺麗なボケではなかった ISO160 F4 S1/60秒 露出補正-1 焦点距離132㎜相当 |
DPREVIEWが本製品を含む以下の7メガ画素コンデジを比較しました。
- Canon PowerShot G6
- Casio EXILIM EX-P700
- Olympus C-7000 / C-70 Zoom
- Pentax Optio 750Z
- Sony Cyber-shot DSC-V3
「Photographic tests differences」という項目においては、それぞれ以下の評価になっています。EX-P700の解像度(Resolution)は普通(Average)となっています。「良い」とされる項目はISOノイズとオートWBで、口径食(Vignetting)だけは「非常に良い」(Very Good)です。全般的に評価の高いのはPentax Optio 750Z、Canon PowerShot G6、Olympus C-7000 Zoomの順です。
DPREVIEWのレビューではノイズリダクションが悪評である |
デジスコならば、コーワの以下の製品はおすすめのようです(参考リンク[4])。
- スコープ : TSN-664ED
- アイピース : TSE-17HD
- アダプター : KOWA TSN-DA1
- ショートスリーブ : DA-SS1
- KOWA アダプターリング 58mm
- コンバージョンレンズアダプター LU-60A (ワイド用)
記録メディアがSDであるだけでもありがたいが、SDHC非対応は極めて残念です。
参考リンク[5]によると、なんと本機種では、仕様書にないRAWモードに設定できるそうです!具体的な方法は以下の通りです。
【サービスメニュー/裏メニュー】(RAWモードの設定ができる)ただし、RAWの現像は以下の通りしかできません。
操作方法
1. MENU と DISP を同時に押しながら、電源オン
2. 4行の文字が出るので、右ボタンを2回押し、MENU ボタンを押す。
3. メンテナンスメニューが出てくる。
1. VERSION INFO 2. VIDEO OUT
3. USB_TCC_TEST 4. TEST MENU
5. SOUND TEST
6. IMAGE FLAG (ここでRAWモード指定できる)
7. ROM UPDATE 8. ADJ TEST
9. REC-INFO 10. TEST SCRIPT
11. LAST MEMORY 12. FORMAT
6. IMAGE FLAG に合わせて、SET ボタンを押す。
4. 1:BAYER MODE OFF になっているので、右ボタンを押して ON にする。
5. MENU ボタンを2回押す。
通常の写真を撮ると、通常の設定しているサイズのJPEGとRAW(9MB固定)が記録される。
電源オフになると、RAW設定をやり直す必要がある。
■【RAW の現像】最後ですが、2015年10月現在カシオから製造・発売された機種のは以下の通りです(カシオHPより)。凄まじい数の商品です!
RAW ファイルをアクセスできるツールに2つある。
1つは、DCRAWだが、色の補正をやってくれない。
RAW から、NEF に変換するRaw2NEF がお薦め。
【P600のRAWモード(DCRAWの使い方)】
http://www.inweb.ch/foto/rawformat.html
現像ソフト DCRAW の本家ページ
http://www.cybercom.net/~dcoffin/dcraw/
本家では、cのソースファイルのみ公開している。
Windows については、CPU別のバイナリがある。
これがRAWモードで撮った画像
http://genesdigest.com/sample/0075CIMG.RAW
dcraw.exe -3 -b 4 0075CIMG.RAW 位が丁度良かった。
参考リンク
[1] カシオ デジタルカメラ オフィシャルWEBサイト | 製品情報 | EX-P700(カシオオフィシャルホームページ)
[2] Casio EXILIM Pro EX-P700 Review: Digital Photography Review (DPREVIEW)
[3] EXILIM Pro EX-P700 - EXILIM - Digital cameras CASIO EXILIM:英語版の専用サイト
[4] 第 2回 casio exilim pro EX-P700 - コーワ デジスコ ワールド コーワのデジスコとの相性のレビュー。
[5] CASIO EXILIM Pro EX-P700:EX-P700の裏メニューを紹介!