Review of RICOH CX6 リコー・コンパクト・デジタルカメラ・レビュー

November 06, 2015

　やはりCX2から望遠を300㎜相当に伸ばした「負の遺産」はいつまで経っても取り払うことはできないようです。

　商品の特徴とされる「超解像技術」はとても不評のようで、とにかく暗いところのノイズ目立ちに関する不満は多いようです。人によっては、それはただアンシャープマスクフィルターをかけただろうと推測し、カスタムシャープの方はまだいいといいます。PHOTOGRAPHY BLOGの「Ricoh CX5 Review」もデジタルズーム以外はあまり推奨できないと言います。

　ただし、ハイブリッドAFは大体いい評価をもらっているようです。

　「マルチターゲットAF（コントラストAF方式）」はそこそこの評価のようです。バッテリとメディア容量の心配がなければ、使っても失敗の心配はより少ないかもしれません。

　一番評価される機能の一つはやはりマクロです。

　時には撮像素子がより大きい（1/1.7型CCD）、ズーム範囲がより狭い（112㎜相当）、開放値がより明るい（F2.0!）のCANON POWERSHOT S95と比較されるのは実に可哀そうです。

　でも、確かに注意したいのは、液晶ディスプレイが綺麗すぎで、撮った直後のプレビューで綺麗に見えたけど、家に帰ってからPC見るとがっかりすることです。

　画質にあまりがっかりして、CX5に戻した人もいたようです。

　忘れてはいけないのは撮像素子が1/2.3型CMOSであることです。これだけ小さいから、200㎜や300㎜相当のズームをこれだけ小さい（ほかの機種よりは大きいが）ボディーに仕上げられます。

　逆にこの基本的な事実を忘れて、POWERSHOT S95等を持っているけど、「それより高い画質」という野望でCXシリーズを買ってしまうと、当然落胆するに決まっています。

　画質の期待はあまりできないからだろうか、ジャンク屋で1000円で購入できました。バッテリだけはありました。

　ふと思ったのは、最近購入できたCXシリーズはすべてローズピンク色でした。程度はそこそこいいので、やはり女性ユーザーで丁寧に使っていたからでしょうか。

　以下のテストショットはすべて手持ちでした。