Nikkor-Q Auto 200mm F4 一眼レフの申し子 ニッコールオートレンズ
参考リンク[1]によると、「1961年、ニコンF用として10本目のレンズとして発売されたこのレンズは、200mm望遠レンズで初めて完全自動絞り機構を搭載した、本格的望遠レンズである。」 設計されたのは一色真幸です。
さらに、「レンズの構成は、図1のような4群4枚構成のシンプルな構成である。前群が凸凹の2枚構成、後群が凸凹の2枚構成からなるテレフォトタイプの望遠レンズである。後群が全体として凹レンズとなっていることで、光学全長(第1レンズ頂点から焦点面までの長さ)が焦点距離よりほんの少し短くなっている。」
最短撮影距離は2メートで、フィルター径は52mm、重量は624.3gです。
様々な評価を総合すると、開放からシャープで、F5.6に絞るとほぼベストに達するそうです。若干の青フレアあるが、絞ると、ほとんど気にならなくなります。持っている30本くらいのニコンレンズの中でもトップレベルだと絶賛する人もいます。
Qはレンズの枚数で4枚構成という意味です。ほかには「T=3枚構成、P=5枚構成、H=6枚構成、S=7枚構成、O=8枚構成、N=9枚構成」などがあります。
ニッコール「オート」というのは、完全自動絞りのオートです。
参考リンク[5]によると、1970年のカメラショーカタログでは、200mmが34,500です。
55年前のもので、しかもニコンF用の10本目のレンズというのは、歴史を感じさせられる製品です。製造は15年続いたそうです。
「完全自動絞り機構」はFシリーズにしか使えないもので、当然今のデジタルカメラでは完全なるマニュアルレンズになります。勿論、マントはまったく変わっていないため、ニコンのどのレンズ交換式デジタルカメラにも装着できます。
参考リンク[4]によると、200mmF4レンズを作るのは難しくないことです。すべての後継製品はサイズを小さくするのと、最小撮影距離を短縮するのと、ズーム化することです。
確かに、たっだ4枚のレンズでできてしまうから、簡単だと言い切れますね。
以下の作品例はD500に装着して撮影したものです。
因みに、発売時の名称はNIKKOR-Q Auto 1:4 f = 20cm」で、焦点距離にmmではなくてcmを使うのは面白いです。また、このレンズの前にNkkon Fと一緒に発売されたレンズは、21mm f/4、28mm f/3.5、35mm f/2.8、50mm f/2、58mm f/1.4、105mm f/2.5、105mm f/4 Pre-set、135mm f/3.5、と85-250mm f/4-4.5でした。
トリヴィアですが、非Aiレンズは、エントリーモデルのボディのD3100、D5100などに直接つけられます。それ以外は、いわゆる「Ai改造」をしないと使えません。参考リンク[10]-[15]はオールドニッコールレンズをAi改造の記事です。
Ai改造とは、絞りリングの環の部分を、一部削ると言う作業です[14]。
[2] Nikkor-QC Auto 200mm F4 Ai改 分解のメモ
[3] NIKKOR-QC Auto 200mm F4 分解のメモ。外してはいけないネジ(罠)もあるので、要注意!
[4] Nikon 200mm f/4 NIKKOR-Q (1961-1976) 英文だが、Aiに改造するリンクがある
[5] ニッコール200mm F4 撮影リポートあり
[6] 老鏡叢談:Nikon 手動 200mm f/4 中国語だが、歴史についての記述あり
[7] Nikon Nikkor-Q 200mm f/4 Andreas Isenegger。言語不明だが、美しい作品例あり
[8] Nikkor-Q 200mm f/4 lens (英語) Photograph, Photographer and Photographyによるレビュー。魅力的な作品例あり
[9] Nikkor-Q Auto 200mm F4.0を分解
[10] 秘宝堂 [忙中暇人のAi改造記] Page 1/4 ヤスリ、精密ドライバーなどさえあれば、Nikkor-Q Auto 200mmC F4.0などのレンズでもAi対応に改造できる!
[11] オールドニッコールの簡易Ai改造 専門業者に頼むと、8千円かかるが、簡易でよければ、自分でもできる。
[12] 自力で戻せるマウント改造に挑戦! ニコンDfにライカRレンズを装着 デジカメWatchによる「Leitax社のセルフ改造パーツを使い、ライカRレンズをニコンFマウント化」のレポート。オールドニッコールではないが、参考まで
[13] Ai New Nikkor 35mm F2 (Ai 改造 ニッコール) 直接関係ないが、珍しいといわれる(Ai改造)オールドニッコールレンズの紹介
[14] Newニッコール、Ai 改造^^ ニューニッコール35mmF2のAi改造例
[15] マウントアダプター改造〜オートリケノン 55mm F1.4 & ニッコール-S オート5cm F2 ×ソニーα7
[16] 旧型 Nikon レンズの Ai 改造
[17] D5200でAiレンズを使う裏技設定 Ai改造ではないが、Aiレンズとデジタル一眼カメラとの相性や裏設定などのまとめ
[18] 歴代マイクロニッコール55mmレンズ 勢揃い タイトル通り、各マイクロニッコール55mmの紹介
[19] 中古レンズ 分解・清掃の実際 Nikkor Auto-S 55mm/F1.2(非Ai) 古いレンズを復活させる必殺技!
[20] photographylife reviews 英語ですが、オールドレンズを含むレビューが満載
さらに、「レンズの構成は、図1のような4群4枚構成のシンプルな構成である。前群が凸凹の2枚構成、後群が凸凹の2枚構成からなるテレフォトタイプの望遠レンズである。後群が全体として凹レンズとなっていることで、光学全長(第1レンズ頂点から焦点面までの長さ)が焦点距離よりほんの少し短くなっている。」
最短撮影距離は2メートで、フィルター径は52mm、重量は624.3gです。
様々な評価を総合すると、開放からシャープで、F5.6に絞るとほぼベストに達するそうです。若干の青フレアあるが、絞ると、ほとんど気にならなくなります。持っている30本くらいのニコンレンズの中でもトップレベルだと絶賛する人もいます。
Qはレンズの枚数で4枚構成という意味です。ほかには「T=3枚構成、P=5枚構成、H=6枚構成、S=7枚構成、O=8枚構成、N=9枚構成」などがあります。
ニッコール「オート」というのは、完全自動絞りのオートです。
参考リンク[5]によると、1970年のカメラショーカタログでは、200mmが34,500です。
DMC-GX7MK2 f/4 1/500 ISO200 |
「完全自動絞り機構」はFシリーズにしか使えないもので、当然今のデジタルカメラでは完全なるマニュアルレンズになります。勿論、マントはまったく変わっていないため、ニコンのどのレンズ交換式デジタルカメラにも装着できます。
参考リンク[4]によると、200mmF4レンズを作るのは難しくないことです。すべての後継製品はサイズを小さくするのと、最小撮影距離を短縮するのと、ズーム化することです。
確かに、たっだ4枚のレンズでできてしまうから、簡単だと言い切れますね。
以下の作品例はD500に装着して撮影したものです。
植物園でバラを撮影 |
因みに、発売時の名称はNIKKOR-Q Auto 1:4 f = 20cm」で、焦点距離にmmではなくてcmを使うのは面白いです。また、このレンズの前にNkkon Fと一緒に発売されたレンズは、21mm f/4、28mm f/3.5、35mm f/2.8、50mm f/2、58mm f/1.4、105mm f/2.5、105mm f/4 Pre-set、135mm f/3.5、と85-250mm f/4-4.5でした。
DMC-GX7MK2 f/4 1/125 ISO400 マイクロフォーサーズセンサーでは2倍換算になる |
Ai改造とは、絞りリングの環の部分を、一部削ると言う作業です[14]。
参考リンク
[1] 一眼レフの申し子 Nikkor-Q Auto 200mm F4 「ニッコール千夜一夜物語」による紹介[2] Nikkor-QC Auto 200mm F4 Ai改 分解のメモ
[3] NIKKOR-QC Auto 200mm F4 分解のメモ。外してはいけないネジ(罠)もあるので、要注意!
[4] Nikon 200mm f/4 NIKKOR-Q (1961-1976) 英文だが、Aiに改造するリンクがある
[5] ニッコール200mm F4 撮影リポートあり
[6] 老鏡叢談:Nikon 手動 200mm f/4 中国語だが、歴史についての記述あり
[7] Nikon Nikkor-Q 200mm f/4 Andreas Isenegger。言語不明だが、美しい作品例あり
[8] Nikkor-Q 200mm f/4 lens (英語) Photograph, Photographer and Photographyによるレビュー。魅力的な作品例あり
[9] Nikkor-Q Auto 200mm F4.0を分解
[10] 秘宝堂 [忙中暇人のAi改造記] Page 1/4 ヤスリ、精密ドライバーなどさえあれば、Nikkor-Q Auto 200mmC F4.0などのレンズでもAi対応に改造できる!
[11] オールドニッコールの簡易Ai改造 専門業者に頼むと、8千円かかるが、簡易でよければ、自分でもできる。
[12] 自力で戻せるマウント改造に挑戦! ニコンDfにライカRレンズを装着 デジカメWatchによる「Leitax社のセルフ改造パーツを使い、ライカRレンズをニコンFマウント化」のレポート。オールドニッコールではないが、参考まで
[13] Ai New Nikkor 35mm F2 (Ai 改造 ニッコール) 直接関係ないが、珍しいといわれる(Ai改造)オールドニッコールレンズの紹介
[14] Newニッコール、Ai 改造^^ ニューニッコール35mmF2のAi改造例
[15] マウントアダプター改造〜オートリケノン 55mm F1.4 & ニッコール-S オート5cm F2 ×ソニーα7
[16] 旧型 Nikon レンズの Ai 改造
[17] D5200でAiレンズを使う裏技設定 Ai改造ではないが、Aiレンズとデジタル一眼カメラとの相性や裏設定などのまとめ
[18] 歴代マイクロニッコール55mmレンズ 勢揃い タイトル通り、各マイクロニッコール55mmの紹介
[19] 中古レンズ 分解・清掃の実際 Nikkor Auto-S 55mm/F1.2(非Ai) 古いレンズを復活させる必殺技!
[20] photographylife reviews 英語ですが、オールドレンズを含むレビューが満載