LAOWA 60mm F2.8 2X Ultra-Macro Review ラオワ(老蛙)レンズレビュー
LAOWA 60mm F2.8 2X Ultra-Macroは中国安徽长庚光学科技有限公司(Anhui Changgeng Optics Technology Co., Ltd; Venus Optics)が設計製造された世界初の2倍マクロレンズです。フルマニュアルで、カメラ本体とのつながりは一切ないので、EXIFにはレンズ設定情報が記録されないか、間違ったのもになります。
同社のオフィシャルHPによると、主な仕様か以下の通りです。
マクロの時だけはフルフレーム対応です。
2017年5月19日現在の最安値は5万4千円位です。
このレンズは海外でそれなりに注目されていて、ウェブ上で検索すれば、数多くのレビューを見つけられます。
大概の結論は、マクロに特化した使い方にお勧めするとのことです。その理由の一つはいわゆるカミソリレンズではないからです。その上に、F8以上に絞らないと、周辺の画質は余り芳しくありません。
しかし通常の撮影にはシャープさこそ期待できないが、絞り羽は14枚もあるので、美しいボケは期待できます。ボケを狙う場合、大体の構図は被写体が中央付近おかれることが多いので、周辺の画質低下は余り気にならないはずです。
顕著な陣笠収差(じんがさ、pincushion)と口径食(ヴィネッティング =vignetting 、特にフルフレームの場合)が見られます。
マクロの場合、特に2倍マクロとなると、光の量はかなりすくなくなります。ISOを上げても何とかなるが、美しい仕上がりを追求したいならばフラッシュは不可欠です。
また、2倍あるいはそれ以上の倍率ですと、わずかなブレでもピントが狂ってしまうので、三脚も必需品になります。
まず肝心なマクロ性能を見てみましょう。すべてD500で撮影したものでトリミングなしです。
以下のサンプル画像はD500で撮影した普通の景色です。照明条件の悪い夜景で手持ちでした。
参考リンク
[1] Review: LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Macro lens - Looking at the Venus/Laowa 2x macro lens
[2] Laowa V-DX 60mm f/2.8 Macro 2:1 review
[3] Thoughts on the Venus/Laowa 60mm f/2.8 Super-Macro Lens 大変興味深いサンプル写真多数あり。エクステンションチューブを使った8:1マクロという凄技も披露
[4] Venus 60mm f/2.8 macro 2:1 lens review
[5] 独特なマクロ撮影や美しいボケ味が魅力の「LAOWA」(ラオワ)レンズとは
同社のオフィシャルHPによると、主な仕様か以下の通りです。
Focal Length | 60mm |
Max. Aperture | f/2.8 |
Angle of View | 25.3° |
Format Compatibility | APS-C |
Full Frame (Macro only) | |
Lens Structure | 9 elements in 7 groups |
Aperture | Blades 14 |
Min. Focusing Distance | 18.5cm |
Max. Magnification | 2:1 |
Filter Thread | 62mm |
Dimensions | 95 x 70 mm |
Weight | 503g |
Mounts | Canon / Nikon / Sony A / Pentax K / Sony E (マイクロフォーサーズ、富士FXとソニーEのための純正のマウントアダプターがあり、30ドル) |
マクロの時だけはフルフレーム対応です。
2017年5月19日現在の最安値は5万4千円位です。
このレンズは海外でそれなりに注目されていて、ウェブ上で検索すれば、数多くのレビューを見つけられます。
大概の結論は、マクロに特化した使い方にお勧めするとのことです。その理由の一つはいわゆるカミソリレンズではないからです。その上に、F8以上に絞らないと、周辺の画質は余り芳しくありません。
しかし通常の撮影にはシャープさこそ期待できないが、絞り羽は14枚もあるので、美しいボケは期待できます。ボケを狙う場合、大体の構図は被写体が中央付近おかれることが多いので、周辺の画質低下は余り気にならないはずです。
顕著な陣笠収差(じんがさ、pincushion)と口径食(ヴィネッティング =vignetting 、特にフルフレームの場合)が見られます。
マクロの場合、特に2倍マクロとなると、光の量はかなりすくなくなります。ISOを上げても何とかなるが、美しい仕上がりを追求したいならばフラッシュは不可欠です。
また、2倍あるいはそれ以上の倍率ですと、わずかなブレでもピントが狂ってしまうので、三脚も必需品になります。
まず肝心なマクロ性能を見てみましょう。すべてD500で撮影したものでトリミングなしです。
まだ最短撮影距離ではないが、まずまずの感じ 新宿都庁の北展望室にある土産品で、ケース越 ケースがサポートになるので、安定してピンと合わせできた |
ちょっと離れたショット |
隣のアトム。左目にピント合わせた |
2:1マクロ。花の花粉まではっきり |
これは同じカメラとレンズで撮影した同じ花の全体 |
小さいハエで種類不明。複眼まではっきり。手持ちで自然光。トリミングなし |
サイズ比較のためにこっそり一円玉を近くに置く |
ミバエだろうか、手持ちで自然光にしては複眼までくっきり写ってある |
等倍より少しい大きいマクロ。背景のとろけるようなボケは素敵! |
以下のサンプル画像はD500で撮影した普通の景色です。照明条件の悪い夜景で手持ちでした。
焦点合わせは楽ではないが、ボケは評判通り綺麗 |
薄暗い裏路地でも難なく綺麗に撮影できる |
若干絞って(F5.6)、シャッター速度さえ十分速ければ、 思ったよりシャープ |
参考リンク
[1] Review: LAOWA 60mm f/2.8 2:1 Macro lens - Looking at the Venus/Laowa 2x macro lens
[2] Laowa V-DX 60mm f/2.8 Macro 2:1 review
[3] Thoughts on the Venus/Laowa 60mm f/2.8 Super-Macro Lens 大変興味深いサンプル写真多数あり。エクステンションチューブを使った8:1マクロという凄技も披露
[4] Venus 60mm f/2.8 macro 2:1 lens review
[5] 独特なマクロ撮影や美しいボケ味が魅力の「LAOWA」(ラオワ)レンズとは