Review of Kyocera Finecam M400R 京セラ・コンパクト・デジタルカメラ・レビュー
2004年2月12日に発表された京セラ(Kyocera)のFinecam M400Rは10倍ズームレンズを搭載した有効400万画素のコンパクトデジタルカメラで、沈胴式のレンズ採用タイプです。同時発表のM410Rはレンズを本体に収納せず高速起動にしたタイプです。[1]
同時発表の回転式3倍ズームレンズを搭載した薄型デジカメ「Finecam SL300R」だけは人気があったからでしょうか、ウェブでいくら検索しても、M400Rの記事・投稿は滅多にないです。また、とっくに昔から京セラもカメラ事業を売却したので、オフィシャルHPも見つかりません。唯一M400R関連の日本語記事は参考リンク[2]のCCD故障に伴う保障期間延長のお知らせです(2007年)。
仕方が無いので、参考リンク[1]から基本仕様を借用させて頂きます。
その十倍ズームは35ミリカメラ換算で焦点距離37-370ミリで、絞りの開放値はそれぞれF2.8とF3.1です。つまり、ほぼF2.8通しです!
M410Rにはアダプタリングがあり、クローズアップレンズや、プロテクトフィルターなどを付けられますが、M400Rは沈胴式ですので、そういう遊びはできません。
その時代のことだから、手振れ防止機能はありません。10倍ズームになると、手振れで画面がプルプル震えているのがはっきり分かります。
乾電池を使用するので、バッテリ探しの手間はありません。また、2GBまでのものしか使えませんが、SDカードを使用するので、メディアでの苦労も少ないです。
以下は広角と同じ場所から10倍ズームで撮影した例です。
5キロ先の景色です。
1/2.7型の撮像センサーのサイズは5.4x4.0mmですので、400万画素ならば、一画素あたりの面積は5.4x4/400=0.054mm2です。それに対して、1インチ型で2020万画素の撮像センサーは13.2x8.8/2020=0.0575mm2です。
どうでしょう?1型と比べても、なんと画素あたりの受光量はPinecam M400Rの勝ちです!
上記の写真例を等倍で見ても、綺麗そのものです。手ブレのせいでしょうか、10倍ズーム時周辺に画質の劣化は若干あるようです。
沈胴式ですので、さすがに立ち上がりは数秒もかかり、今のどのカメラよりも劣りますが、400万画素で十分ならば、13年経った現在でも現役で使えるくらいの実力を持っています!。
ジャンク屋から300円で購入しました。
参考リンク
[1] 京セラ「Finecam」に10倍ズーム機 回転レンズ機に400万画素モデルも
[2] Finecam M400R、M410R、SL400Rをご愛用のお客様へ お詫びとお知らせ(CCD故障に伴う保証期間延長の件)
[3] 京セラFinecam M410R。2005年の記事で、1万9千円という破格の値段でM410Rを入手したらしい
同時発表の回転式3倍ズームレンズを搭載した薄型デジカメ「Finecam SL300R」だけは人気があったからでしょうか、ウェブでいくら検索しても、M400Rの記事・投稿は滅多にないです。また、とっくに昔から京セラもカメラ事業を売却したので、オフィシャルHPも見つかりません。唯一M400R関連の日本語記事は参考リンク[2]のCCD故障に伴う保障期間延長のお知らせです(2007年)。
仕方が無いので、参考リンク[1]から基本仕様を借用させて頂きます。
製品名 | Finecam M400R | Finecam M410R |
撮影素子 | 1/2.7インチ有効400万画素CCD(原色フィルター) | |
記録画素数 | 静止画:2272×1704/1600×1200/1280×960/640×480ピクセル、動画:640×480ピクセル(30/15fps) | |
記録形式 | 静止画:JPEG(DCF、DPOF、Exif 2.2準拠)、動画:AVI | |
レンズ | 5.7-57ミリ(35ミリカメラ換算で37-370ミリ)、F2.8-3.1 | |
撮影距離 | 60センチ-∞(マクロ時:10-200センチ) | |
電子ズーム | 最大6倍 | |
感度設定 | ISO 100/200/400/800相当、AUTO | |
電子ビューファインダー | 0.26インチ30万画素相当(RGB各10万画素時分割表示)強誘電性液晶(FLC) | |
液晶ディスプレイ | 1.5インチ11万画素低温ポリシリコン | |
記録メディア | SDメモリーカード、マルチメディアカード | |
電源 | 単3形アルカリ電池、単3形リチウム電池、単3形ニッケル水素充電池各4本 | |
サイズ | 107(幅)×73(高さ)×64.5(奥行き)ミリ | 107(幅)×73(高さ)×87.5(奥行き)ミリ |
重量 | 約290グラム(本体のみ) | 約310グラム(本体のみ) |
実売予想価格 | 5万円前後 | 5万5000円前後 |
その十倍ズームは35ミリカメラ換算で焦点距離37-370ミリで、絞りの開放値はそれぞれF2.8とF3.1です。つまり、ほぼF2.8通しです!
M410Rにはアダプタリングがあり、クローズアップレンズや、プロテクトフィルターなどを付けられますが、M400Rは沈胴式ですので、そういう遊びはできません。
その時代のことだから、手振れ防止機能はありません。10倍ズームになると、手振れで画面がプルプル震えているのがはっきり分かります。
乾電池を使用するので、バッテリ探しの手間はありません。また、2GBまでのものしか使えませんが、SDカードを使用するので、メディアでの苦労も少ないです。
以下は広角と同じ場所から10倍ズームで撮影した例です。
広角側。新宿駅西口から f/7.1 1/700 5.7mm ISO 100 |
F6.3 1/1000 57mm ISO 100 窓ガラスから強い反射はあったが、難なく写せている |
F5.6 1/1000 57mm ISO 100 |
F5 1/1000 57mm ISO 100 |
F5.6 1/1000 57mm ISO 100 |
F5 1/1000 57mm ISO 100 |
サンシャイン60ビル。直線距離約5キロ |
1/2.7型の撮像センサーのサイズは5.4x4.0mmですので、400万画素ならば、一画素あたりの面積は5.4x4/400=0.054mm2です。それに対して、1インチ型で2020万画素の撮像センサーは13.2x8.8/2020=0.0575mm2です。
どうでしょう?1型と比べても、なんと画素あたりの受光量はPinecam M400Rの勝ちです!
上記の写真例を等倍で見ても、綺麗そのものです。手ブレのせいでしょうか、10倍ズーム時周辺に画質の劣化は若干あるようです。
沈胴式ですので、さすがに立ち上がりは数秒もかかり、今のどのカメラよりも劣りますが、400万画素で十分ならば、13年経った現在でも現役で使えるくらいの実力を持っています!。
ジャンク屋から300円で購入しました。
参考リンク
[1] 京セラ「Finecam」に10倍ズーム機 回転レンズ機に400万画素モデルも
[2] Finecam M400R、M410R、SL400Rをご愛用のお客様へ お詫びとお知らせ(CCD故障に伴う保証期間延長の件)
[3] 京セラFinecam M410R。2005年の記事で、1万9千円という破格の値段でM410Rを入手したらしい