RICOH GXR+P10 Review リコー・カメラ・レビュー

RICOH LENS P10 28-300mm F3.5-5.6 VCは2010年6月4日に発売されました。今でも、アマゾンから35,480円で購入できます。発売当初の量販店での実勢価格は単体で3万円弱でした。
 f/15.4 1/500 52.5mm ISO 1600
都庁第一本庁舎の頂上もこの通り
RICOHのオフィシャルHPによると、「高倍率ズームレンズの設計で難しいのは、軸上・倍率の色収差や球面収差の補正です。RICOH LENS P10 28-300mmのレンズ構成は7群10枚。4枚5面の非球面レンズを使用することで、10.7倍ズームとしてはシンプルな構成と諸収差の補正を実現しました。広角側から望遠側までクリアでシャープ。どのシーンも鮮明に美しく描写します。」
f/3.5 1/200 4.9mm ISO 100
UFOキャッチャーの照明
[2]によると、「そのP10だが、撮像素子とレンズのスペックは同社コンパクトデジカメ「CX3」と同一。しかし、絵作りについてはGXRのテイストになるよう調整が行われているほか、CX3では用意のない、かゆいところまで手が届く撮影設定の快適さがGXR&P10ユニットの特徴といえる。」当然設定機能以前にRAW出力があるのは最大な違いでしょう。
f/3.5 1/100 4.9mm ISO 100
路地裏撮影。コントラストの高い景色
魅力的に感じるのは、「 連写速度はRAWモード撮影時で約5コマ/秒(ノイズリダクションOFF時)と変わらない。ただし超高速連写[HI]設定時には最速約120コマ/秒(640×480ドット)の撮影が可能となった。CMOSセンサーの高速読み出し特性を活かしたP10カメラユニットならではの機能である。」と言うところでしょうか。
f/3.5 1/100 4.9mm ISO 100
新宿アイランドタワーLOVEオブジェ;28mm換算は十分使いやすい
変形や周辺減光・画質劣化などが酷いにしても、1cmマクロは有難い機能でしょう。

[4]によると、主な仕様は以下の通りです。
撮像素子1/2.3型CMOSセンサー(総画素数1060万画素)
焦点距離4.9 ~ 52.5mm(35mm 換算値28 ~ 300mm)
F値F3.5 ~ F5.6
撮影距離範囲(レンズ先端より)通常撮影:約30cm ~∞(広角)、
約150cm ~∞(望遠)(レンズ先端より)
マクロ撮影約1cm ~∞(広角)、約27cm ~∞(望遠)
約1cm ~∞(ズームマクロ)(レンズ先端より)
レンズ構成7群10枚(非球面レンズ4枚5面)

[5]の評価結果を見ると、ISOは800までほぼ問題なく使える感じです。IS3200となると、暗い箇所のノイズはとても目立つようになりますが、ディテールは失われていないようです。
f/7 1/160 4.9mm ISO 100
最大な不満と言えば、GXRレンズ全般で共通なのは、ズームリングが無いことです。特にこのP10は、300mmまで持っていくのに、何回かコントロールを押さなければいけません。
f/5.6 1/60 52.5 mm ISO 100 300mm換算
このような被写体は手持ちでのフレミングが特に難しい!!!

ビンテージ熱が再燃したところで、別のものを物色していたら、ランクBのこのセットに1万1180円という激安値札に惹かれました。よく見ると、安くなった原因は液晶が傷だらけだったからです。スナップなら参考程度にしか使わないので、迷わずGXRデビューを果たしました。
f/5.6 1/15 52.5mm ISO 100
換算300mm近い。しかし、PモードでISOがAutoHiなのに、
どうしてこのパラメータに決められたかは不思議
 f/11.7 1/320 34.9 mm ISO 1600
Minimalismを狙ったところで
1万上空の飛行機を取り込めた!
300mm換算の画角のおかげで
ISO1600だと、空のノイズは目立つ
f/5.9 1/250 34.9mm ISO 200
東京砂漠の夕暮れ
300mm換算なのにISOを上げてくれないので、手動で200にした

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