Panorama Photography パノラマ撮影・合成

    広い範囲を撮影しないと、被写体のダイナミックさが伝わらない場合があります。しかし、超広角か魚眼レンズを使うと、被写体が変形しています。それで、投影関係が崩れてしまい、やはり被写体の迫力が伝わらりません。昔からある集合記念写真のようパノラマ写真が望ましいです。
    最近Sonyのコンデジでは、カメラを横に振るだけで、パノラマ写真を撮れます。焦点距離と撮影範囲は固定になりますが、10,480×4,096、4,290万画素の高精細なパノラマ写真の撮影が可能です!。三脚を使わない限り、360度のパノラマは無理です。また、振り方によっては、特に三脚を使わないと、変形がひどい可能性もあります。以下は谷津干潟公園で(手持ち)撮影したものです。手前にある木の柱は一直線に並んでいますが、見事に変形していることは分かります。これも、下のパノラマ写真合成ソフトとの違いです。
    他の方法としては、例えば、マイクロソフト(Image Composite Editor、ICE)や、Canon(Photo Stitch)などから(横、あるいは上下左右に振りながら)連続撮影した写真をパノラマに合成するソフトウエアも出されています。自動ではないが、撮り方によっては、高解像度で精密なパノラマ写真を作れます。「精密」とは、上のSonyコンデジによる作品見たいに、中心投影による変形がないことです。撮影範囲も、自由に決められますし、360度一周撮影・合成することも当然できます。
   本格的なパノラマ写真を撮影するために、「本格的な」ギアが必要です。「パノラマ撮影セッティング 1DMk3 & Kiss X2」は、その一例です。パノラマヘッドやパンヘッドと呼ばれる回転雲台を使います。数万円ほどする商品ですが、回転雲台はカメラの撮影中心が回転軸上にあることを保証してくれるので、中心投影変形のない撮影を保証してくれます。

    2012年9月発売のiPhone5には、標準でパノラマの機能が付いています。Android電話もSamsungのGalaxy等にも標準搭載されています。カメラの性能はそれでよければ、そのような携帯電話でも十分楽しむことができます。

    参考には、自分が撮影してPanoramioで発表したものはこちらです。
    ソニーのDSC HX30Vについてのレビューである「Panorama Photograph With Sony DSC HX30V ソニーサイバーショット レビュー:パノラマ編」にもいくつかの作品例を載せました。


参考リンク


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