Review of RICOH CX2 リコー・コンパクト・デジタルカメラ・レビュー

CX1[2]とCX6[3]に続いてのレビューです。リコーCX2は2009年9月11日発売の製品で、同2009年3月発売されたCX1の後継機です。

[6]を読んで初めて気づいたが、「リコー「CX1」(実売4万円前後)は、同社の「R」シリーズの系統を受け継ぐコンパクトデジカメ」です。センサーは、画素数は変わらないが、CCDからCMOSに変わりました。さらに、「背面液晶モニターは3.0型とR10とサイズは同じながら、46万ドットから92万ドットへと高精細化。」、しかし、[3]ででも言ったとおり、液晶モニターは綺麗過ぎて、後大画面で等倍を見るときにがっかりしたりするオチもあります。

Rシリーズと比べてはっきりいえるのは、モーターは大分静かになったことです。CXシリーズを使ってつくつく思うのは、よくもあんなに馬鹿うるさいままRシリーズを続けられたことです。うるさい代わりに、レンズは勢い良く元気に出てくるのはかわいいと思えるなら問題ありませんが。CXとなると、その勢いはなくなりました。

[2]のレビューでも言及したとおり、リコーのCXシリーズで初めての10倍くらいの光学ズーム搭載です。明るいところであれば、問題なく使えます!

広角側、28mm換算
ほぼ同じ位置からの望遠側、300mm換算
使った感触としては、立ち上がりや、AF、保存などの速度はCX1とあまり変わらないです。
ご自慢の最大1cmまで寄れるマクロモード
ƒ/3.7 1/14 5.4 mm ISO 200
食べログ第二弾
気づいたのは、バッテリの持ちはとてもいいことです。公式仕様は「CIPA規格準拠 DB-70使用時:約290枚 ([画像モニター節電]が[ON]のとき)」ですが、購入した状態ですでに480枚くらい撮影しましたが、まだ残量一杯です。すくなくとも自分が購入する前に誰かがテストしていた痕跡があるので、すでにそれ以上撮ったことになります。

気になる夜景撮影
ƒ/3.5 1/23 4.9 mm ISO 200
シャッター速度は1/23だから、手振れは若干きている
それでも、拡大すると、下部にある人の顔は判別できるほど映ってある
ツールでぼかしを入れなければ公開できないほど
ƒ/4.5 1/48 12.2 mm ISO 200
若干ズームインしたが、それでもほどよいディテールを得られている
上のショットと同様、ぼかしを入れないと人を判別できるほど
ƒ/3.5 1/84 4.9 mm ISO 800
ISO800はぎりぎりだろうか。1600はノイズ盛大

連写はCX1の毎秒4枚から5枚に増えました。動画撮影機能はCX1と同じで最大VGA/30fpsです。ミニチュアライズ撮影と言う機能が搭載し始めました。

撮影モードのミニチュアライズ
ミニチュアライズ その二
ミニチュアライズ その三
ハイコントラスト白黒
上のハイコントラスト白黒とほぼ同じフレームの自動モード
[6]によると、「AFには「マルチターゲットAF」という機能もある。マクロ撮影時など微妙なピント精度が求められるときに、カメラが自動的に7点の合焦距離を決定して、それぞれのピントのポイントに移動しながら7枚連写する。」これは、後試して見たい機能です。でも、三脚は必要かもしれません?

ƒ/3.5 1/9 4.9 mm ISO 200
ブレ補正機能の実力テスト!
1/9秒というスローのシャッター俗度でもこもまで粘れる!
すぐ上の写真の中央やや上のところの当倍切り出し
CXシリーズで水中撮影をしたい人には、RecseaハウジングWHR-CX5という製品があります[9]。

[15]はCX2とCX3の違いを詳細に分析しています。

ジャンク屋から千円で入手しました。2018年今時のカメラの仕様から見ると、千円分の価値かどうかの見方は分かれるでしょうが、われながら納得する値段ではあります。しかし、買ってからはじめて気づいたのは、なんと、元気なバッテリの他に、2GBのカードが入っているのではないか!2GBのSDコードは結構入手困難な上に、安くても300円台です。それを考えると、ラッキーな買い物でした。

リコーのオフィシャルホームページから主な仕様をいかにコピーしました。
カメラ部有効画素数約929万画素
撮像素子1/2.3型CMOS(総画素数 約1029万画素)
レンズ焦点距離f=4.9~52.5mm
(焦点距離の35mm換算値で28~300mm。ステップズーム設定時、28mm、35mm、50mm、85mm、105mm、135mm、 200mm、300mmの8段階に固定可能)
F値F3.5(広角)~F5.6(望遠)
撮影距離範囲通常撮影:約30cm~∞(広角)、約1.5m~∞(望遠)(レンズ先端から)
マクロ撮影:約1cm~∞(広角)、約28cm~∞(望遠)、約1cm~∞(ズームマクロ)(レンズ先端から)
レンズ構成7群10枚(非球面レンズ5面4枚)
ズーム倍率10.7倍光学ズーム(焦点距離の35mm換算値で28~300mm)
デジタルズーム:4.8倍 光学ズーム併用 最大51.4倍(1440mm相当)
オートリサイズズーム:5.4倍 ※1 光学ズーム併用 最大57.8倍 ※1(1620mm相当)
フォーカスモードマルチAF(コントラストAF方式)/スポットAF(コントラストAF方式)/コンティニュアスAF/マルチターゲットAF/マニュアルフォーカス/スナップ/∞ (AF補助光あり)
ブレ補正機能イメージセンサーシフト方式ブレ補正機能
シャッタースピード※2静止画8、4、2、1~1/2000秒
動画1/30~1/2000秒
連写連写速度※3約5コマ/秒(F3456、F3:2、F1:1撮影時、30枚以降の連写速度は約3コマ/秒)
連写可能枚数999枚
露出制御測光モードマルチ(256分割)/中央重点測光/スポット測光
露出制御モードプログラムAE
露出補正マニュアル補正(-2.0~+2.0EV 1/3EV ステップ)、オートブラケット機能(-0.5EV、±0、+0.5EV)
ISO感度(標準出力感度)AUTO、AUTO-HI、
ISO80/ISO100/ISO200/ISO400/ISO800/ISO1600
ホワイトバランスモードオート/マルチパターンAUTO/屋外/曇天/白熱灯/白熱灯2/蛍光灯/手動設定、ホワイトバランスブラケット機能
フラッシュフラッシュモードオート(低輝度時及び逆光時自動発光) /赤目軽減/強制発光/スローシンクロ/発光禁止
調光範囲
約20cm~3.0m(広角)約28cm~4.0m(望遠)
(ISO AUTO/ISO 800、レンズ先端から)
調光補正±2.0EV 1/3EVステップ
画像モニター3.0型 透過型液晶 約92万ドット
撮影モードオート撮影モード、イージー撮影モード、ダイナミックレンジダブルショットモード、連写モード(通常連写/M連写プラス/超高速連写)、シーンモード(ポートレート/スポーツ/夜景ポートレート/遠景/夜景/高感度/マナー/ズームマクロ/ハイコントラスト白黒/ミニチュアライズ/斜め補正/文字)、マイセッティングモード、動画モード

参考リンク
[1] たまらない軽快さ リコー CX2レビュー allabout
[2] Review of RICOH CX1 リコー・コンパクト・デジタル・カメラレビュー
[3] Review of RICOH CX6 リコー・コンパクト・デジタルカメラ・レビュー
[4] 私がRICOH CX2を選んだ理由 (2010年7月2日。2014年9月18日更新)
[5] RICOH デジタルカメラ 「CX2」 レポート1 開封編
[6] 生まれ変わったリコー「CX1」の画質をチェック!
[7] 【新製品レビュー】リコーCX2 デジカメWatch
[8] リコーコンパクトカメラ、マクロ撮影の最終進化 (CX6のレビューだが、ほぼ共通だろう)
[9] 世界初・RICOHのCX2〜CX5まで対応したRecseaハウジングWHR-CX5発売
[10] RICOH CX3購入から1年経過レビュー。絶妙なバランスのオールインワン
[11] Ricoh CX2 Review PHOTOGRAPYBLOG
[12] RICOH デジタルカメラ CX2 ブラック
[13] RICOH CX2 デジタルカメラ 書き溜め space
[14] Ricoh CX2 [Digital Camera Review] - Digital Photography School
[15] Ricoh CX2 vs Ricoh CX3 Digital Camera Review
[16] Ricoh CX3 review - Amateur Photographer
[17] Ricoh CX3 – Photo Review
[18] Ricoh CX4 Review - Trusted Reviews

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